【おんせん県・大分】温泉は“液体の石”???

更新日2026年05月23日

こんにちは。安東石材店の亀井です。

今回はお墓や供養とは少し離れて、【石】にスポットをあてた内容をご紹介します。

 

 

大分県は「おんせん県」と呼ばれるほど、多彩な温泉に恵まれています。

ヒノキ風呂、壺の形をしたお風呂、ごつごつした石が敷き詰められた石風呂もテンション上がりますよね。
私も温泉が大好きなのでブログを書きながら「あ~温泉にゆっくり浸かってリフレッシュしたいなぁ」と気持ちが浮かんできております☺

ご存じかと思われますが、温泉は単なる“お湯”ではなく地中の岩石や火山活動と深く結びついた存在。

地下深くではマグマの熱によって岩石が変化し、その成分の一部が水に溶け出して地上へと湧き出しています。

つまり温泉とは、石が熱と水の作用によって姿を変えたものとも言えます。

今回は、大分を代表する「長湯温泉」と「明礬温泉」にフォーカスを当て、石と温泉のつながりについて少し触れてみたいと思います。

 

長湯温泉 ― 石が“溶けている”風景

 

長湯温泉は、日本有数の炭酸泉として知られています。
湯に入ると細かな泡が身体を包みますが、これは地下の岩石や火山活動によって生まれた炭酸ガスによるもの。

また成分として鉄分やミネラルが豊富に含まれ、飲泉するとほのかに鉄のような味わいを感じることもあります。

年月をかけ地下の岩石から溶け出した成分が水に溶け込み、現在も地上へと運ばれている状態です。

 

つまり長湯の温泉は、

「石が水に戻っている風景」

とも言えます。

そして空気に触れた成分は酸化し、岩肌に茶色い沈着を残していきます。
それはまるで、大地が時間を少しずつ書き留めているようでもありますね。

 

明礬温泉 ― 石が“生まれ続けている”風景

 

一方で明礬温泉では、異なる現象を見ることができます。

湯の成分が地表に出ることで、白い結晶や沈殿物が積み重なり、やがて「湯の花」と呼ばれるかたちになります。

湯の花は、目には見えない温泉の恵みが、時間をかけて“形になったもの”です。

ここでは、

「水の中から新しい石が生まれている」

という現象が起きています。

同じ温泉でも、長湯では“溶かす力”、明礬では“形づくる力”が際立っているのです。

 

まとめ

 

この二つの風景を重ねて見ると、ひとつの大きな循環が見えてきます。

  • サイクルとして 石 → 温泉 → 鉱物 → 石
  •  

温泉もまた、鉱物であり、地球の活動の一部なのだと実感します。

石も温泉も、人の手だけでは生み出せません。
長い地球の時間の中で育まれてきた自然の産物です。

何気なく浸かっている温泉も、実は液体の石とも考えられるんだ!と思うとなんだかおもしろく感じてきますね。

 

5月も終盤といえどもまだまだ夜や朝方は冷え込みがちです。

みなさまも寒暖差の激しい時節柄、くれぐれもご自愛ください🌸

 

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