「卒塔婆」についてお教えします!!

更新日2025年01月29日

こんにちは。

安東石材店の溝江です。

今回は、仏教における重要な儀式の一部で特にお墓参りや供養の際に使われる卒塔婆についてお話しします。

卒塔婆、塔婆を立てる目的は?

卒塔婆、塔婆を立てることには、追善供養(ついぜんくよう)の意味があります。追善供養は、亡くなった人の命日に法事を行い、生きている人が善行をすることで、故人の善行にもなり、それが巡って自分に戻ってくるという考えです。仏教の世界では卒塔婆、塔婆を立てること自体が善行と言われているため、卒塔婆、塔婆を立てる=追善供養となります。小さな子どもに意味を聞かれた場合は「亡くなった人へのお手紙」という表現にするとわかりやすいかもしれませんね。

卒塔婆、塔婆の由来は?

お釈迦様の骨を納めるために建てられたインドの仏塔のことをサンスクリット語で「ストゥーパ」と言います。それが中国に渡った際に「卒塔婆」という漢字をあてられ、日本にもそのまま入ってきました。卒塔婆と塔婆に違いはなく、卒塔婆という表記を簡略化するために別名として塔婆が使われています。

凸凹した形の意味は?

卒塔婆、塔婆は木の板でできていますが、先は尖っていて凸凹のある不思議な形をしています。これは五重塔をイメージした形状になっています。五重塔は上から順番に空・風・火・水・地を表しており、卒塔婆、塔婆もくぼみごとに各属性を表しています。

卒塔婆、塔婆はお墓に行けば必ず目に入るようものですが、当たり前にありすぎて風景の一部のようになっています。しかし、追善供養として、生きている人と亡くなった人を繋ぐ手紙というとても大切な役割を持つものです。卒塔婆、塔婆に書かれている文字や形の意味を知り、その起源まで遡ってみると非常に長い歴史があることがわかります。形は変わっても受け継がれている仏教の教えは変わってないので、次にお墓参りをするときは、卒塔婆、塔婆の意味を思い出しながら故人に語りかけてみてください。

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