大分県のお墓にはどんな特徴があるの?
更新日2025年10月31日
こんにちは❁
安東石材店の八坂です。
朝晩の風が少し冷たく感じるようになり、秋が深まってきましたね。🍁🌰
空気も澄み、山々の木々が染まり始めるこの時期は、自然の豊かさをいっそう感じる季節です。
今回は、大分県ならではのお墓について、少しわかりやすく紹介します。
大分県のお墓の特徴
大分県のお墓は、土地の形や昔からの習慣を活かした作りになっています。特に多いのが「地上納骨型のお墓」で、遺骨を地面の下ではなく、石の中に作られた納骨室(カロート)に納めます。山や坂が多い地域でも建てやすく、後ろや横から納骨する扉が付いているのが特徴です。
お墓の前に小さな階段を設けて、掃除やお参りがしやすいようデザインされていることも多く見られます。

和型墓が中心の伝統的な形
大分県では昔ながらの「和型墓」が今でも主流です。細長い石(仏石)の下に線香や花をお供えする場所があり、「ご先祖様の魂は石に宿る」という考えのもと、大切に受け継がれています。
石の色は黒よりも白や灰色が多く、大分県の自然や空の色と調和した落ち着いた見た目が好まれます。

大分県ならではの供養の習慣
大分県では、葬儀のあとすぐに納骨する地域もあるのが特徴です。また、三日目に行う「開蓮忌(みっか)」という初めてのお墓参りも大切にされている地域もあります。
納骨には6寸ほどの小さな骨壺を使用しています。東日本では骨壷の大きさは7寸程になってくるので、大きな違いと言えます。
自然と共に眠る新しい供養の形
近年では、自然と調和した「樹木葬(じゅもくそう)」や「海洋散骨」も増えています。豊かな海と山に囲まれた大分県では、自然に還るような形で故人を偲ぶ人が多いです。

大分県に息づく石の文化
国東半島(くにさきはんとう)には、古くから「六郷満山文化(ろくごうまんざんぶんか)」という仏教文化が伝わっており、美しい石塔「国東塔(くにさきとう)」が今も各地で見られます。これらは大分県の特別な石文化として誇りに思われています。

豊後高田市HPより引用
結び ― 自然と心を大切にする文化
このように大分県のお墓は、自然と共に生きる心とご先祖を敬う思いが形になったものです。
新しい供養のスタイルが増えても、「自然とともに安らかに眠る」という気持ちは変わりません。
秋の夕暮れが美しいこの季節、皆様もぜひご家族と静かな時間を過ごしながら、大切な方への想いを感じてみてください。
安東石材店では、お墓に関するお悩み・ご相談をいつでも受け付けています。
ご気軽にご相談ください。ご連絡お待ちしております📞✨


















