お墓の掃除は何をすればいいの?
更新日2024年02月27日
こんにちは
安東石材店 溝江です。
もうすぐお彼岸ですね。
お彼岸に合わせてお墓の掃除をされる方も多いと思いますが、お墓の掃除は何を使ってどのようにすればよいものなのか、今回は改めて掃除の方法についてご紹介します。
お墓の掃除の必要性
お墓は雨風にさらされたままにしておくと汚れが付着し、堆積していきます。長年放置された汚れはシミはとなって墓石に染み付き、容易に落とせなくなってしまいます。単なる汚れ以外に、水垢、カビも発生し石と石の隙間には虫が巣を作ることもあります。これらは劣化を早める原因にもなるため、定期的な掃除やお手入れが必要です。
敷地内の木や雑草が伸び放題になるのも問題です。植物を放っておくのも根などが張り出して、こちらもコンクリートや石にダメージを与えます。枯葉が堆積すれば腐敗が起こり虫なども繁殖し、お墓が荒れる原因となります。
お墓を掃除する際の注意点
【タワシを使用しない】
墓石を掃除するのにタワシを使うのは墓石を傷つける原因になります。敷石などを洗うのに使う分には問題ありませんが、タワシは墓石の掃除には向きません。特に金タワシは傷をつけやすいので要注意です。
【洗剤は使用しない】
一般的な家庭用洗剤も墓石表面のコーティングを剥がし、場合によってはシミを作ったり変色を促したりする恐れがあります。塩素系、酸性の洗剤もNGです。お墓のお掃除は水洗いが基本です。
【掃除後は水気を拭き取る】
墓石はたっぷり水を使って洗います。しかし、掃除後は濡れたままにしておくとそれも劣化の原因となります。最後は乾いた布(マイクロファイバがおすすめ)で水気を拭き取っておきましょう。
お墓の掃除に必要な持ち物
では、お墓の掃除にはどのような道具を使用すればよいのでしょう?ほうきやひしゃくなどは墓所によっては用意してあると思いますが、他に墓石を洗うためのスポンジ、細かい部分の汚れを落とすための歯ブラシ、花筒などを洗う長めのブラシなどが挙げられます。他にぞうきんやタオルなども多めに持っていくと便利です。
【お墓の掃除方法】
竿石などの墓石はスポンジで表面の汚れを拭き取るように洗っていきます。スポンジはザラザラした部分がついていないタイプのものをお勧めします。刻まれた文字の中や石と石の間の隙間などは歯ブラシを使って丁寧に水洗いします。
敷地内の雑草やも抜いておきましょう。落ち葉や枯葉も取り除きます。墓石だけでなく敷地内全体をきれいにすることで、お墓が荒れることを防ぐことができます。
掃除と手入れの行き届いたお墓は、その佇まいだけで気持ちのいいものです。定期的に正しい方法で掃除することを心がけましょう。