「お彼岸の歴史」知ってますか?

更新日2024年04月07日

こんにちは。

イシヤノヨメこと安東一美です。

今日は「お彼岸の歴史」についてお話しいたします。

お彼岸っていつから始まったのかなあ・・・と思っていたら、なんとそれはそれはずーっと昔だったのです!!

「お彼岸の歴史」

みなさん「六波羅蜜(ろくはらみつ)」をご存知ですか?

・布施(ふせ)・・・財産を与える、真理の教えを説く、安心を与える

・持戒(じかい)・・・戒律(ルール)を守る

・忍辱(にんにく)・・・苦難に耐え忍ぶ

・精進(しょうじん)・・・たゆまず仏道を実践する

・智慧(ちえ)・・・真理を見極め、さとりを完成する

実は「お彼岸」はこの六波羅蜜(ろくはらみつ)の漢訳語の「至彼岸(とうひがん)」からいつの間にか先祖供養の日になったといいます。

お彼岸にお墓まいりをする習慣は、他の仏教国にはない日本独自の行事です。

最初の記録は平安京を開いた桓武天皇(かんむてんのう)が806年に行なった法要でした。

「彼岸」は平安時代の「宇津保物語(うつほものがたり)」や「蜻蛉日記(かげろうにっき)」にも出てきます。

「今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)」に天王寺(てんのうじ)西門に聖徳太子自ら、また様々な階級の人々が西門でアミダ様の念仏を唱えて絶えることがないという伝承があり、そこから桓武天皇(かんむてんのう)、後白河法皇(ごしらかわほうおう)、藤原一門の公家たち、天台宗開祖最澄(さいちょう)、鎌倉幕府を開いた源頼朝(みなもとのよりとも)などの武士、そして一般庶民が大勢「お彼岸まいり」をしたと言われています。

日本の固有文化とインドの大乗仏教の考え方が「さとり」と「成仏」と「追善供養」という不思議な組み合わせで習合し、日本の代表的な仏教行事となり、人々によって今もごく自然に続けられています。

参考文献「日本人のお墓」

 

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