命日から四十九日・百か日・三回忌まで ~法要の意味と時期について~
更新日2025年10月10日
こんにちは。
安東石材店の溝江です。
急なご不幸があると、「四十九日」などの言葉を耳にすることはあっても、実際にその意味や、いつ行うものなのかまでは、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
ご家族が亡くなられてから行う「法要(ほうよう)」には、それぞれ大切な意味があります。
お墓の戒名彫刻や納骨の時期を考える際にも関わってくるため、流れを知っておくと安心です。
今回は、命日からの法要の意味と、行う時期の目安をご紹介いたします。

命日と四十九日法要
命日は、故人が亡くなられた日です。
仏教では、亡くなってから七日ごとに供養を行い、七回目の「四十九日(しじゅうくにち)」で忌明け(きあけ)を迎えるとされています。
この四十九日は、故人の魂が次の世界へ旅立つ大切な節目の日。
ご家族や親しい方々が集まり、僧侶にお経をあげていただき、成仏を祈ります。
多くのご家庭では、この四十九日に納骨を行い、同時に戒名の彫刻を終えておくことが一般的です。

百か日法要(ひゃっかにち)
四十九日から約50日後に迎えるのが「百か日法要」。
「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれ、深い悲しみをおさめ、少しずつ日常に戻る節目とされています。
近年では、四十九日と百か日を兼ねて行う場合もあります。
法要後はお墓参りをされる方も多く、彫刻や納骨がまだの場合は、この頃に行うのも一つの方法です。

一周忌法要(いっしゅうき)
亡くなられてからちょうど一年後の命日に行うのが「一周忌法要」です。
四十九日以降、少し落ち着いた頃に改めて故人を偲び、ご供養します。
一周忌までは「喪中」とされるため、この法要を終えると、少しずつ日常を取り戻していくご家庭も多いです。
三回忌法要(さんかいき)
三回忌は、「亡くなった年を1回目」と数えるため、二年後の命日に行います。
一周忌の次に大きな節目となる法要で、親族やご縁のある方々が集まり、改めて故人を偲ぶ大切な機会です。
この頃になると、お墓の追加彫刻やお手入れ、花立の交換などをされる方も増えます。

法要の時期とお墓の準備
法要は、当日よりも前の土日などに行うのが一般的です。
お墓への戒名彫刻は、四十九日までに済ませるのが理想ですが、
もし間に合わない場合でも、百か日や一周忌までに行えば問題ありません。
ご家族のご都合やお寺様の予定に合わせて進めると良いでしょう。

命日からの法要は、故人を想い、ご先祖様とのつながりを確かめる大切な節目です。
お墓の戒名彫刻やお手入れも、その想いを形にする行いの一つです。
大分市での法要前後の彫刻やお墓のご相談は、安東石材店までお気軽にお問い合わせください。
心を込めてお手伝いいたします。


















