同じ石なのに違って見える?墓石の色や模様のふしぎ
更新日2026年02月03日
こんにちは。
安東石材店の内藤です。
数日前、大分でも雪が降り、いつもとは違う景色が広がりました。
冷たい空気に包まれたお墓まわりは、
色や模様がよりくっきりと感じられるように思います。

今回は、雪の中で見たお墓まわりの様子をきっかけに
同じ石なのに少しずつ違って見える理由について、
お話しようと思います。
同じ石なのに、なぜ違って見えるの?
お墓を見ていると、
「同じような石なのに、色が少し違うな」
と、感じたことはありませんか?
実は、墓石に使われている石は、
同じ種類の石でも、まったく同じ表情のものはほとんどありません。
それは石が、自然の中で長い時間をかけて作られてきたものだからです。
墓石に使われる御影石は、
地下深くでマグマがゆっくり冷えて固まることで生まれます。
その過程で含まれる鉱物の種類や量、
冷えるスピードによって、色合いや模様が少しずつ変わっていきます。
同じ産地の石であっても、採れる場所が少し違うだけで
白っぽく見えたり、黒みが強く出たりすることもあります。
これが、「同じ石なのに違って見える」理由の一つです。
模様は、自然が描いたもの
こちらは、安東石材店にて展示しているものになります。

石の中に見える斑点や流れるような模様は、
人の手で描かれたものではありません。
すべて、自然が長い時間をかけて作り出したものです。
そのため、まったく同じ模様の石は存在しません。
一基一基のお墓が、世界にひとつだけの表情を持っているとも言えます。
安東石材店では、
「この模様、落ち着いていていいですね」
「こちらはやさしい印象ですね」
といった会話が生まれることも多く、
色や模様は、お墓の印象を大きく左右する大切な要素です。
「違い」を知ると、石を見る目が変わる
石は、雨や風にさらされながらも、長い年月その姿を保ち続けます。
色味が急に変わったり、模様が消えてしまうことはほとんどありません。
そのため、建立したときに感じた印象が、
何年、何十年たっても大きく変わらないものも、
石が墓石に選ばれてきた理由の一つです。
何気なく見ていたお墓の石も、色や模様の理由を知ると
少し違った目で見えてくるかもしれません。
同じ石はひとつとしてなく、
それぞれが自然の時間を重ねてできたもの。
石の持つ静かな魅力が、より身近に感じられるのではないでしょうか。


















