お墓の歴史って知っている?
更新日2024年07月15日
こんにちは。
安東石材店の工藤です。
お墓の歴史っていつからなんでしょうね。
私たちは、亡くなった人を埋葬して
年に1~2回、あたり前のようにお墓にお参りに行く
皆さん疑問に思うことなく、生活の一部となってますが
そもそもお墓っていつ頃からあるのでしょうか。
お墓の起源は?
旧石器時代、6万年前にいた人類の祖先であるネアンデルタール人はご存知でしょうか。
歴史の教科書にでてきたような・・・
そのネアンデルタール人のお墓であろうという場所から
数種類の花粉が大量に発見されました。その周りだけ花粉の量が極端に多いことから
ネアンデルタール人は死者の副葬品として花を遺体に添えて埋葬する習慣があった
という説があります。
他にも死者を弔うために埋葬されたとされる骨が見つかっており、少なくとも数万年前の
人類の祖先とされる人々が死者を弔っていたことは間違いないようです。
日本人のお墓の原点?
青森県にある三内丸山遺跡は縄文時代の遺跡です。
実はこの三内丸山遺跡が「日本人のお墓の原点」と言われています。
遺跡発掘調査の際、当時住んでいた人々の集落跡が発見されると
海から集落に続く路沿いにたくさんのお墓を作っていることが判明したのです。
おそらく人々は、海から戻る際に
今日一日の報告をしたり、捧げものをしたりしていたのではないでしょうか。
まさに現代のお墓の姿ですね。
祖先が大事にしていた「死」を理解してそれを悲しむ心、大切な人の死を花で美しく飾ろうとする心。
今の私たちと同じですね。
祖先たちから受け継がれたこの素晴らしい文化を大事にして受け継いでいきたいですね。