墓地の管理者ご存じですか?

こんにちは。

安東石材店の溝江です。

お墓じまいや改葬の施工のお問合わせを頂いた際に、墓地の管理者が分からない…という声を多く聞きます。今回は墓地の管理者が分からない場合に知る方法や、墓地の管理者の業務についてお話ししたいと思います‼︎

墓地の管理者とは?

墓地の管理者とは、ひとことでいえば、墓地を利用する方の窓口💁‍♂️となり、さまざまな業務の橋渡しをしてくれる人です。
主に墓地の管理を任されている責任者です。
墓地の種類によっても誰が墓地の管理者になるかは違ってくるようです。

墓地管理者は3種類の墓地の形態によって異なる

墓地の管理者は「寺院墓地」「民営墓地」「公営墓地」という3種類の墓地でも変わってくるそうです。墓地経営者と墓地管理者も異なることが多い様なので、一度確認されてくださいね👂

◾️寺院墓地

寺院墓地の墓地管理者は住職

お寺の経営主体は宗教法人

◾️民営墓地

民営墓地の墓地管理者は運営会社の責任者
民営墓地の場合、経営主体は宗教法人や公益法人などが行い、運営会社は民間企業(石材店など)の事が多い

◾️公営墓地

公営墓地の墓地管理者は主に自治体の職員
経営主体は自治体のため、公営墓地の墓地管理者は自治体の職員が行っているケースが多い

墓地の管理者を知る6つの方法

墓地を利用している方や、これから利用しようとしている方は墓地管理者が分からないと、埋葬や改葬などの手続きが進められないことがありますので要注意です🤲

1.地元の親族や知り合いに確認

お墓の近くに住んでいる親族や知り合いに確認するのがオススメです👍
その地域の自治会長さんに確認するのもオススメです。墓地管理者以外にも、その墓地のさまざまな情報を聞くことができるかもしれません👂

2.近隣の石材店に確認

近隣の石材店に確認する方法もあります👍
長年地域に根差しているということや、墓地にお墓を建てたという実績がある可能性も高いので、
さまざまな情報を持っているかもしれません👂

3.お寺に確認

寺院墓地の場合は、お寺の住職に確認てみてください🤲
寺院墓地は住職が墓地管理者となっているケースがほとんどですが、はっきりと墓地管理者が分からないときは確定させるためにも電話や訪問で確認することがオススメです👍

4.近隣の葬儀社に確認

近隣の葬儀業者に確認するというの方法もありま👍
葬儀社は葬儀だけでなく、お墓に悩んでいる人の相談など幅広く行っているので、地域の墓地管理者情報も把握している可能性があります‼︎
もし自分が葬儀社を利用して葬儀を行ったのであれば、その葬儀社に確認するのもオススメです👂

5.自治体に確認

管轄の自治体へ確認してみることは確実👍
墓地埋葬法第12条において「管理者の本籍、住所、氏名を自治体へ届けなければならない」
と定められていますので、自治体には確実に墓地管理者の情報があるそうです👂

6.不動産登記簿謄本で確認する

墓地の不動産登記簿謄本を取得して確認してみることも方法の一つです🤲
墓地管理者がすでに亡くなっているような場合は、自治体に登録されている情報が正確とは限りません…
墓地の所有者を確認することで、もしかすると相続手続きが完了して現在の所有者が分かる可能性があります👍
不動産登記簿謄本を取得するにはインターネットや法務局の訪問で行えるようですが、費用が掛かってしまうこともあるようなので確認されてみてくださいね。

どうしても分からないときは自治体の担当者の方に、どのように手続きを進めたら良いのか相談されてみてください😌

墓地管理者がいないお墓もある

墓地管理者がいないというお墓もあるので注意が必要です。
墓地埋葬法が制定されたのは1948年になります。

そのため、それ以前からある墓地の場合、墓地管理者がいない可能性もあります‼︎墓地管理者が判明しても亡くなっていたり、相続手続きもされていなかったりということも…

お墓に納骨したり、お墓の改葬をしたりする際には墓地管理者を通しての手続きが必要になることもあります🤲

この機会に墓地管理者がいったい誰なのか、調べてみられてはいかがでしょうか😊

 

墓石展示場~ミモザの成長記録~

安東石材店では、3/16〜3/20の期間で春の墓石展示会を開催いたしました。期間中、多くの皆様に足を運んでいただき、心から感謝申し上げます。😊

こんにちは。安東石材店の清家です。

当店の展示場には2022年からミモザの木をシンボルツリーとして植えております。
最初は腰丈くらいの高さでしたがグングン成長して今では2メートル近くに成長しました。そして、なんと!嬉しいことに今年初めて花が咲きました🌸

黄色いポンポンのお花が咲きました☺

 

安東石材店ミモザの成長記録

私が撮り溜めた成長記録をご紹介いたします。

✎2022年9月 
安東石材店の展示場へやってきました。
大分市わさだのハンズマン出身です。
アカシア「ブルーブッシュ」という品種で、シルバーの葉が特徴的です。

 

✎2023年3月 
半年たちましたが成長を感じられず…
この子は本当にミモザなのか?と社長がざわつきはじめます。

 

✎2023年10月 
猛暑を乗り越え、気が付くと葉が生い茂っておりました。
急成長を見せるも多店舗の社員から「見るたびに大きくなってなんか怖いな」と怯えられ…

 

 

✎2024年3月 
今年初めて花が咲きました。
やっぱりあなたはミモザだったのね!と社員一同安堵しております。
 
 

 

ミモザの日

3月8日はミモザの日なんだそうです。この日は「国際女性デー」でもあり、イタリアで、男性から女性に向けてミモザの花が贈られるようになったことからこの名がついたと伝えられています。


安東石材店では多くの女性従業員が働いております。女性ならではの気配りと、お客様に寄り添ったお墓作りを心がけておりますので、お墓やご供養についてお困り事がございましたらいつでもご相談下さい。

ミモザの木と一緒にお待ちしております。

お墓参りに必要な物ってなあに?

こんにちは

安東石材店 工藤です。

3月20日は春分の日お彼岸ですね

今年の春のお彼岸は3/17(日)から3/23(土)までです。

お墓まいりに忙しくてまだ行かれてない方はぜひ行きましょう。

 

そこで今回はお参りに必要な持ち物をご紹介します!

お線香

香りは仏様やご先祖様のご飯であるという考え方があります。

お墓参りに行く際はお線香を、着火のためのライターなどとともに持参して下さい。

お花

ご先祖様やお墓参りをする人の心を安らかにします。

ろうそく

ろうそく立があるお墓の場合、ろうそくを持っていきましょう。

煩悩を打ち消す光の象徴としてお供えします。

お水

お参りをする人の心を清めるという意味があります。

水鉢や湯呑みに入れてお供えしましょう。

お水はお墓を掃除するためにも使います。

お供え物

故人の好物や果物、お菓子などを持参します。

お供え物はじかに置かず半紙などの紙の上に置くことが一般的です。

数珠

仏教徒のシンボルと言われており、ご先祖様への功徳を何倍にもする力があるとされてます。

掃除用具

基本は水洗いでの掃除になります。

やわらかいスポンジやほうき、ちりとり、ゴミ袋、ゴム手袋など準備しましょう。

 

お墓参りでやってはいけないこと

火を吹き消さない

仏様に人間の穢れた息がかかるのを防止するため手で扇いで消しましょう。

お供え物は持ち帰る

放置するとカラスや野良犬が食べに来てお墓が荒れてしまいます。

火は消して帰る

火災の原因になるので消して帰りましょう。

お酒をかけない

故人がお酒が好きだったからとお酒をかける人がいますが、墓石の変色やサビの原因になります。

お酒は器に注いでお供えしましょう。

 

お墓参りには特別な決まりや作法はありません。

気兼ねなくお参することでご先祖様も喜ぶと思います。

「国生み神話」ってなあに?

こんにちは。

「イシヤノヨメ」こと、安東一美です。

私はお墓のお仕事をさせていただく時、特にお墓の建替えなどをされる方には、「先祖供養」をとにかく悔いのないように。ということを心がけています。

日本人の祖先は「神」であり、鎮守の森(神社)の氏神様の仲間入りをすると昔から言われています。

今日はそんな神様が日本の国を誕生させた「国生み神話」のお話を少しさせていただきます。

「国生み神話」

まだ天地が混沌として土地は固まらずプヨプヨした水に浮かぶクラゲのような時、葦が芽吹くような勢いの神が現れます。

雲の神や泥と砂の神などが現れ、最後に姿の整った男の神「イザナギの命(みこと)」と女の神「イザナミの命」が現れ「高天原(たかまがはら)」という神々の国が誕生しました。

高天原(たかまがはら)の神々はイザナギとイザナミにこの国をしっかり固めて作りなさいと「天沼矛(あめのぬぼこ)」を与えました。

そこから淡路島、四国、九州と島が次々に出来、国生みが完了しました。

国生みが終わってからも二神はいろいろな神を生みました。

その後イザナミは「火の神」を生んだために床に伏せ、亡くなってしまいました。

イザナギはイザナミを埋葬し、火の神の首を切りはねました。そこから生まれたのが山や森になったと言われています。

イザナギは妻に会うため、黄泉の国へ行き、入り口でイザナミに出会います。

イザナギが「国がまだ未完成だ」というとイザナミは「私は黄泉の国のものを食べてしまった。もう戻れない。だが戻れるよう、黄泉の国の神に相談してくる。ただし、その間はわたしを見ないで」と言い黄泉の国の宮殿に戻っていきました。

待ちきれなくなったイザナギが宮殿に入ると、イザナミの亡骸(なきがら)があり、虫がたかり、大小8つの雷が住んでいました。

イザナギは恐ろしくなって逃げ出し、恥をかいたイザナミはイザナギを追いかけました。

イザナギは千人でやっと動かすことのできる大きな「千引岩(ちびきいわ)」で黄泉の国の入り口を塞ぎました。

イザナミが「こんな仕打ちをされるとは!わたしは1日に1,000人、首を絞めて殺します」というとイザナギは「愛しい妻よ、私は日に1,500人産もう」と言いました。

イザナミは「黄泉津大神(よもつおおかみ)」という名前になり、あの世の大王、冥界の大王になりました。

イザナギは「なんと穢い(きたない)国へ行ってしまったのだろう」と身体の禊ぎ(みそぎ )と祓い(はらい)をしました。

身体をすすぐたび、海の神々が現れ、左の目を洗った時に天照大神(あまてらすおおみかみ)、右の目を洗った時に月読命(つくよみのみこと)、鼻を洗った時にスサノオの命(みこと)が現れました。

 

「高天原(たかまがはら)」は天上他界といわれ、天照大神が治める神々の住む国となりました。


 
さて、いかがだったでしょうか。これが、「国生み神話」と言われるものです。

 

高天原(たかまがはら)の神の子孫が日本に降臨したのが天皇一族であり、天皇は「現人神(あらひとがみ)」と言われてきました。

このお話は「古事記」や「日本書紀」に書いており、そんな神話が受け継がれ、それが「八百万(やおよろず)の神々の国」と言われる所以だなと改めて感じました。