こんにちは。
「イシヤノヨメ」こと安東一美です。
毎日暑いですね。
もうすぐお盆。
猛暑ですので、お墓のお掃除などは涼しい時間にチャレンジしてください。
さて、今日は世界の葬法の違いを少しご紹介してみたいと思います。
世界の葬法の違い
インドのヒンドゥー教
インドのヒンドゥー教では、幼児と出家者は土葬を行い、
それ以外の方は火葬を行います。
火葬を行うと「プレータ」と呼ばれる霊魂は頭蓋骨から出てあの世へと
旅立ち、その10日後に新しい体を得るため生まれ変わるそうです。
お骨は霊魂の抜け殻とされ、聖なる河ガンジスへと流されるそうです。
同じインドでもイスラム教になると
「火葬は神を冒涜(ぼうとく)する」という考え方から土葬にします。
霊魂は埋葬した翌日に肉体から出ると信じられ、お墓参りの習慣もありません。
チベットでは
亡骸はハゲワシが食べやすいように細かく切り砕きます。
亡骸を食べられることで死者の霊を早く天界に運んでもらうと
信じている「鳥葬(ちょうそう)」の国です。
しかし、全て鳥葬ではなく、土葬や火葬、水葬、ミイラもあるようです。
キリスト教のカソリック
火葬して遺体が亡くなることを嫌います。
「最後の審判」の日に遺体がないと天国へいけないと信じられています。
また、火葬は魔女や異端者の拷問刑である「火あぶり」とみなされます。
教会や聖者の像に近いところへ埋葬されることが多いようです。
中国・朝鮮半島
「儒教」や「風水思想」、「道教」の考えが強く残っているため、土葬が多いです。
「両親からもらった身体を傷つけないことが孝(こう)の始まり」と儒教の経典にあり、
遺体を焼くなどもってのほかで、遺体を保存できる土葬が伝統的な葬法となっています。
さて、いかがだったでしょうか。
意外と「火葬」する国が少ないのに驚きます。
日本も昭和40年代くらいまで土葬が行われていたようです。
文化や宗教による違いに驚かされますね。
ではまた!!