お墓の花筒のお悩み解決します。

こんにちは。

安東石材店の溝江です。

お盆の時期が近づくと、お墓の掃除の際に石でできた花立の中の花筒が割れているのに気づくことがあります。

花筒の購入には、どのような種類があるのか、どこで購入すればいいのかが分からないこともありますね。

そこで、今回は花筒の種類や購入先、弊社で取り扱っている花筒についてご紹介します。

花筒の素材について

花筒にはさまざまな素材があります。代表的なものをご紹介します。

ステンレス

  • ・現代のお墓で最も一般的に使用されています。
  • ・錆に強く、耐久性が高いのでコストパフォーマンスに優れています。
  • ・価格の安いものはステンレス100パーセントではないものもあり、次第にサビが出るものもあります。

 

アルミ合金

  • ・ステンレス製に比べて丈夫で重いのが特徴です。
  • ・軽量でありながらも耐久性があります。

 

合成樹脂・プラスチック

  • ・一般的に白色や緑色で、価格が安いのが特徴です。
  • ・耐久性が低いため、長期間の使用には向きません。

 

花筒の購入先

花筒は以下の場所で購入できます。

  • ・100円ショップ: 手軽に購入可能です。
  • ・ホームセンター: 多様な選択肢があります。
  • ・インターネット: 幅広い種類から選べます。
  • ・石材店: ステンレス製の質の良いものを取り扱っている場合が多いので、安心して相談できます。

 

花筒を購入する際のポイント

1. サイズの一致

  • 花筒を交換する場合、サイズが一致するものを選びましょう。
  • 異なるサイズの花筒は、穴に合わずがたつきがあり、不安定です。
  •  

2. 破損した花筒を持参

  • 自分のお墓に合うサイズがわからない場合は、破損した花筒を持参するのがベストです。
  • 希望する素材で同じサイズのものを選ぶことができます。

 

安東石材店で取り扱っている花筒

弊社ではステンレス製の花筒を主に取り扱っております。以下の種類があります。

・型:2種類

・サイズ:底の直径が43㎜、48㎜、59㎜、73㎜

 

破損した花筒をお持ちいただければ、同じサイズの花筒をお選びいただけます。また、展示場には素敵なデザインの花筒も展示しておりますので、ぜひご覧ください😊

 

お墓参りの際は、定期的に花筒の状態を確認し、必要に応じて交換やメンテナンスを行うことをお勧めします。

お墓いじまいの閉眼供養での服装に決まりはあるの?

こんにちは、安東石材店の清家です。

少子化や地方の過疎化の影響もあり、大分でもお墓じまいをされる方が増えています。

お墓じまいをされるほとんどの方が初めてでわからないことだらけですよね。

今回はお墓じまいの閉眼供養での服装についてお話ししたいと思います。

 

お墓じまいとは…お墓を撤去し新たな場所で供養をしてく一連の流れを指し、

閉眼供養とは…そのお墓に対して最後のお参りを行う儀式です。

宗派により「遷仏法要」(ぜんぶつほうよう)と呼ばれることもあります。

お寺様にお経を上げていただくことが一般的ですが、ご家族だけで済まされる方もいらっしゃいます。

 

 

 

お墓じまいの閉眼供養での服装は?

閉眼供養だけの場合は平服での参列でも構いませんが、

ご親戚の方もご参列されるのであれば事前に確認をして皆様で揃えられるといいです。

また、お寺で法要を済ませ、墓地で閉眼供養のお経を上げる場合は、

礼服でそのまま閉眼供養に参列する方もいらっしゃいます。

平服とは「普段着よりもやや改まった服装」の事です。

男性

  1. 色合い:黒、紺、グレーなどの落ち着いた色が基本です。

  2. 服装の種類:ダークスーツやジャケットとスラックスの組み合わせが一般的です。

    • ネクタイも黒や紺などのシンプルなものを選びましょう。
  1.  
  2.  
  3. 女性

  4. 色合い:黒、紺、グレーなどの落ち着いた色が基本です。

  5. 服装の種類:ワンピース、スーツ、アンサンブルなどが適しています。

    • 肌の露出を控えたデザインを選びましょう。
    •  

 

お墓じまいの閉眼供養の際の服装は、地味な色合いの平服が適していますが、

閉眼供養の後に納骨室からお骨壺を取り出す作業や、

お墓の建っている場所によっては派手ではない動きやすい服装でも大丈夫です。

ご自身のお墓じまいに合わせた服装を選ばれ、ご親族間で服装を合わせていただければ良いです。

お墓やご供養に関するお悩みや疑問があれば安東石材店へお問い合わせください。

皆様のご供養のお手伝いが出来れば幸いです。

お墓の各部にも名称や意味があるんです。

こんにちは。安東石材店の溝江です。

本店の総務部では、墓石に関する知識を深めようと様々な事を調べています。

その中で、今回はお墓の各部について調べてたことをご紹介します。

昔からあるお墓ですが、お墓の各部にはそれぞれ名称や意味があることをご存じですか?

各部の名称と意味

 

竿石

  1. ・竿石(さおいし)とは、お根性が入るお墓のもっとも中心となる部位のこと
  2. ・「軸石」や「仏石」などとも呼ばれ、正面に「〇〇家乃墓」などと彫刻
  3. ・この竿石にお性根が入るとされているので、お墓の中でも最も大切な場所
  4.  
  5. □お墓におけるお性根は、竿石に込められています。
  6. 「お根性」とは「魂」みたいなもので、仏さまの魂や、故人や先祖の魂はこの竿石に込められています。
  7. お墓参りの際はぜひこの竿石に向かって手を合わせ、語りかけてみてください。

上蓮花

・上蓮華(うえれんげ)とは、竿石と上台の間に挟み込む飾り石で、竿石を乗せるための蓮華彫刻が施された部材

□泥池に咲く蓮の花は、仏教の中でも特に大切にされてきた花です。お墓においても、本尊である竿石を蓮の花の上に載せることは大変な功徳とされています。ただし、費用がどうしもてかかってしまうので、蓮華のないお墓の方が多いのが実情です。

下蓮花

・下蓮華(したれんげ)とは、上蓮華と対となるもの

□上蓮華のみと、上下蓮華と選ぶことができます。下蓮華は上台の天面を加工して作ります。

上台

・上台(うわだい)とは、台石の中で一番上部に据えられる石のこと

□上台の天面を加工することで、さまざまなデザインができます。
上蓮華に対応してなされる”下蓮華”では蓮の花ビラ状に加工します。
その他、亀のおなかのようになめらかなこう配をつけた”亀腹加工”や、傾斜を付けた水が流れるような”水垂加工”などがあります。

中台

・中台(なかだい)とは、台石の中で真ん中に据えられる石のこと

□中台を「下台」と呼ぶ地域もあります。

芝台

・芝台とは、台石の中で一番下部に据えられる石のこと

□この芝台を「下台」と呼ぶ地域もあります。
また、1つの石で作るものに対し、4つの石を組み合わせて作る場合は「四つ石」などとも呼ばれます。

水鉢

・水鉢(みずばち)とは、水を供えておくための石

・天面にくぼみ(「水溜」とも呼ばれる)を作っておき、お供えの水や雨水が常に溜まるようにしておく

□死者がのどの渇きに苦しみために作られたものだと思われます。
この水溜は、江戸時代などの古いお墓でも、台石の天面に作られているものもあります。
また、地域によってはこの水鉢がカロート(納骨室)の蓋としての役目も果たしています。
ずっと水を溜めておくために汚れやすいので、専用のステンレス製の浅皿も販売されています。

花立

・花立(はなたて)とは、花を供えるための石で、左右一対で置かれるのが一般的

□花立の穴の中も水が溜まりやすいため、最近では横穴を開けて、水が外に流れ出るよう工夫されています。

  

香炉

・香炉(こうろ)とは、お線香を供えるための石

□香炉にもさまざまな種類があり、丸型の香炉、屋根付き香炉などがあります。
また、宗派によってはお線香を寝かすので、寝かせてお供えができるステンレスの皿も販売されています。

     

お墓は昔から身近にあるものですが、あって当たり前と思っていた各部の名称や意味、お墓の背後にある歴史を知ることで、故人やその家族に対する思いや感謝の気持ちがより深まるかもしれません。お墓参りがより意味のあるものに感じられるかもしれませんね。

 

お墓の歴史って知っている?

こんにちは。

安東石材店の工藤です。

お墓の歴史っていつからなんでしょうね。

私たちは、亡くなった人を埋葬して

年に1~2回、あたり前のようにお墓にお参りに行く

皆さん疑問に思うことなく、生活の一部となってますが

そもそもお墓っていつ頃からあるのでしょうか。

お墓の起源は?

旧石器時代、6万年前にいた人類の祖先であるネアンデルタール人はご存知でしょうか。

歴史の教科書にでてきたような・・・

そのネアンデルタール人のお墓であろうという場所から

数種類の花粉が大量に発見されました。その周りだけ花粉の量が極端に多いことから

ネアンデルタール人は死者の副葬品として花を遺体に添えて埋葬する習慣があった

という説があります。

他にも死者を弔うために埋葬されたとされる骨が見つかっており、少なくとも数万年前の

人類の祖先とされる人々が死者を弔っていたことは間違いないようです。

日本人のお墓の原点?

青森県にある三内丸山遺跡は縄文時代の遺跡です。

実はこの三内丸山遺跡が「日本人のお墓の原点」と言われています。

遺跡発掘調査の際、当時住んでいた人々の集落跡が発見されると

海から集落に続く路沿いにたくさんのお墓を作っていることが判明したのです。

おそらく人々は、海から戻る際に

今日一日の報告をしたり、捧げものをしたりしていたのではないでしょうか。

まさに現代のお墓の姿ですね。

祖先が大事にしていた「死」を理解してそれを悲しむ心、大切な人の死を花で美しく飾ろうとする心。

今の私たちと同じですね。

祖先たちから受け継がれたこの素晴らしい文化を大事にして受け継いでいきたいですね。